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2012年7月

夏のヴァカンス2012⑮ L’OPERA

去年の夏、オペラ座の中にレストランがオープンした。

オペラ座の中にレストランを作る計画は100年以上もかかってやっと実ったものらしい。

L’OPERA http://www.opera-restaurant.fr/en

HPを見ると、素敵なインテリア!

そして、な、なんと迎えられたシェフは2009年の旅行で訪れたグルノーブル郊外ウリアージュの二つ星レストランのクリストフ・アリベール氏だ。

クリストフ・アリベール氏率いるウリアージュのレストラン ラ・テラスはとても印象に残っている。機会があればもう一度行きたいレストランの一つだ。http://www.grand-hotel-uriage.com/ 

そんな彼の店がパリにオープン。行かないテはない。

が…何度も言うようにパズルのように食べる予定が決まっているこの旅行、もう、一食もねじこむ余裕がない。

そこで苦肉の策で思いついたのが、偵察がてら朝食を食べに行くこと!

Opera

まぁ、朝食なので、普通といえば普通…入場料つき朝食になってしまった(笑)

次回はぜひ、レストランへ!!

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夏のヴァカンス2012⑭ Cobea

パリに戻ってきてからも、決して食事のテは抜かない(笑)

フランスに旅行することを人に話すと「ユーロが安いからお買い物が楽しみね!」とい言われるが、それは違う。

私たちは一食でも豪華にに食べる!!(笑)

パリに戻った夜、訪れたレストランは Cobea。http://cobea.fr/

今年一つ星を獲得した勢いのある店だ。

料理はなかなかよかった!

辛口評論家 フランソワ・シモン氏がベタ褒めなのもうなずける。

http://francoissimon.typepad.jp/simon_says/2012/03/%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A4%E8%AA%BF%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%99%E3%82%A2.html

そして、予想外に素敵な雰囲気だった。

…ために、ドレスコードを少しはずしてしまった。

フランスで食事をするとき、いつも悩むのがドレスコード。

やり過ぎもちょっと…という感じだし、砕け過ぎも場違いになってしまう。

三ツ星だからエレガントで、一つ星だからややカジュアルか…というと、そういうわけでもない。

その辺の読み具合が難しい。

Cobeaのある14区は下町だ。そして、住宅街にある。

「レストラン」といえども、ロケーションを考えてあえてカジュアルで臨んだ。

が、これがハズレ!意外にも皆さんエレガント。

男性がジャケットを着用していないと貸出し用のものを着せられてしまうほどの格式のある店ではないが、少し、居心地を悪く感じてしまう。

旅行者が、それも初めて行く店でそれを完璧に…というのも無理ではあるが、コツがあるなら誰か教えて欲しい(笑)

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夏のヴァカンス2012⑬ アルザス看板コレクション

同じワインの有名産地ボルドー、ブルゴーニュに比べて、アルザスは観光客に優しい。

ボルドーは美しく整っているがあまりに商業的、ブルゴーニュは観光客には興味なく我が道を行く…

アルザスはそれぞれの街が可愛く飾り、ドイツに近いということを感じさせる独特の雰囲気が素敵だ。

看板の美しいデコレーションもここアルザスらしい。

そんな看板で目にとまったものを…!

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ブーランジェリー。ドイツが近いこともあって、アルザスではプレッツッエルを売る店が多い。

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シェルキュトリー。シェフの丸々したお腹がいかにも(笑)!

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シノワズリー趣味のお茶の店。

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古いお鍋の優しい雰囲気が素敵!

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アルザスのブラッセリー「Wistub」。郷土料理をいただくならこういう店で!

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鍛冶屋?

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アルザスのシンボル、コウノトリ。

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ドイツが近いアルザスは、ビールを飲ませる店も多い。

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ビスケット専門店。

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画材屋。

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花屋。

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Homme Sauvage 「野生の男」って何屋??

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ワイン屋。

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以上、アルザス看板コレクションでした!

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夏のヴァカンス2012⑫ L'Auberge de l'Ill

L'Auberge de l'Ill へは15年ぶり2度目の訪問だ。http://www.auberge-de-l-ill.com/V2/index.html

その間に L'Auberge de l'Ill  にはいろいろな変化があった。

まず、ひらまつのプロデュースで日本への出店。六本木と名古屋に支店がある。主にウエディングパーティーに使われることが多いようだ。

そしてシェフの交代。父親から息子にシェフが交代した。世代交代がうまくいっていないアルザスで、唯一といってもいい、うまくいった例だ。交代したあとも含めて40年以上三つ星を守り抜いている。

息子にシェフが代わったとき、L'Auberge de l'Ill のモダンに変わった内装を雑誌で見た。宇宙的に変わった内装から「料理はいったいどんな風に変わったんだろう?」と興味がそそられた。

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広いお庭のある L'Auberge de l'Ill  では、テラスでアミューズがお約束。

ホテルががらんとしていたのでレストランがどれだけ混んでいるのか心配したが、スゴイ賑わい。心配無用だった。

私たちがテラスで乾杯したのが20時過ぎ。

その頃レストランには半分以上着席していた。皆、意外に早いスタートだ。

L'Arnsbourg と違って近隣の街からも来やすい立地、フランス人ならコルマールやストラスブールからも車を走らせて来るだろう。なるほど、宿泊客が少なく、食事のスタートが早いわけだ。

私たちがレストランに着席したころ、隣のテーブルの男性がデザートを食べていた。

「何、あの大きなヴァシュランは!!」思わず声に出してしまった。

ヴァシュランとは非常にクラッシックなデザートで、メレンゲで作ったケースにアイスクリームを入れ、クレーム・シャンティイで飾ったものだ。

これが直径20㎝はあろうかと思われるデカさ(大きいではなくデカイだ!)でお皿にのっている。はっきり言ってバースデイケーキかと見間違うサイズだ。

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連れの女性にはクレープ・シュゼットがサービスされていた。これも超クラッシックなデザートだ。(クレープ・シュゼットはあちこちでサービスされていた)

冗談??かと思うほどのクラッシックさ。イヤな予感がした。

メニューを見ると、あれらのデザートはアラカルトでとっているようだ。

私たちはデギュスタシオンのコースを注文した。コースだし、アラカルトほどのボリュームではこないだろう。

が、期待は裏切られた。

どれもがハンパではない量。そして教科書から抜き出してきたようなメニュー構成に生クリームとバターたっぷり。

食器こそモダンだが、品のないくらいたっぷりの量が盛られている。素材はさすが三つ星、良質のものを使っていると思うが、盛り付けは正直言ってセンスない。今どきありえない!!

回りを見渡すと、客はフランス人率が高い。

が、それもわかる気がした。

なんだかんだいっても、フランス人は昔から脈々と受け継がれているものが好きなのだ。そしてたっぷりと盛られた皿を喜ぶ。

フランス料理はヌーベル・キュイジーヌを経てエル・ブリ風の化学実験的料理にはまり、今またクラッシックが見直されている。が、ただのクラッシックではなく温故知新、料理を一度分解して再構築するという名のもとに軽くなり少量になっている。

表面的に見ればそれは素晴らしいことのように言われているが、実はフランス人は心底そんな風には思っていないのだろう。

そんな不満をかかえ、本物のクラッシックに飢えたフランス人がここ L'Auberge de l'Ill に集結しているのだ!(私の勝手な想像です(笑))

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↑今回の食事を象徴するような料理。オマール海老の料理だが、この食器は天丼のどんぶりクラスのサイズだ(笑)その中に1匹丸々使ったと思われるオマール海老と生クリームがガッツリ効いたソース・アメリケーヌが入っている。エスプーマで軽く仕上げたなんて技はない。

「今日ってほぼ満席じゃない。全部のテーブルがコース頼んでないにしても、ザックリ80匹のオマール海老が料理されているってことじゃない!すごい数よ!!」

「そうだよね。しかもオマール・ブルー(ブルターニュ産最高級のオマール海老)だよ。量には閉口だけど、コスパってこと考えたら素敵なことかも!」

「アルザスに来てからどのレストランもパンをたくさんサービスしてくれなくてケチって思ってたけど、今日は1コすらきついかも(笑)」

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L'Auberge de l'Ill の朝食は素晴らしい。広いお庭でいただく雰囲気も素敵だ。もちろん、サービスもよい。

今回の旅行、朝ごはん大賞はココ L'Auberge de l'Ill かな(笑)

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夏のヴァカンス2012⑪ Maison FERBER

アラン・デュカスが「アルザスにとっておきの、お気に入りのジャムがある!」とささやいたことから有名になったクリスティーヌ・フェルベールさんのジャム。

それから20年ほどたち…すっかり日本のスイーツファンにも名前が浸透している。

(あの○ったオバちゃんを「ジャムの妖精」と始めに呼んだのは誰なんだろう(笑))

15年前に Maison FERBER を訪れたときには、まだここのジャムは日本ではあまり知られておらず、この店のあるニーデルモルシュウ゛ィルはひっそりとしていた。

ニーデルモルシュヴィルに1件しかない店ということもあり、ヨロズヤ的雰囲気。

今回、ここにくる予定は全くなかったのだが、たまたまこの街を通り、ここにそういうジャム屋があるという話しをしたらKさんが「もう一生来ることもないだろうから寄ってみたい」というので車を止めた。

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店の雰囲気は15年前と変わらず…

変わったことといえば、店内に観光客(もちろんこの店の観光)らしき人たちがいたことと、この店が掲載された雑誌が増えていたこと。

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そして新たな稼ぎ頭(?)

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スペキュロスと思われるクッキー。

凝ったデザインのグラス・ロワイヤルがかけてあるとはいえ、直径10㎝程度のクッキーが1枚12ユーロ(!)とは…!!!

ところでこの店のジャムの売りは素材のマリアージュ。

要するにミックスジャム。

中には日本人の私たちにはギョッとするような想像もつかないミックスもある。

そのマリアージュをいったいどれだけの人がヨシと思って購入しているかは????だと思う。

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夏のヴァカンス2012⑩ Le Chambard

やっとアルザス地方に入りました。

アルザスは3度目の訪問です。

かつてはアルザスは食の宝庫と言われていたのに、最近は星つきレストランが軒並み星を落としていく…

あるレストラン関係者は「世代交代がうまくいっていないんでしょう。子どもが継いでくれればいいけど、そうはいかない場合は外から後継者をみつけてこなければならないでしょう。これが結構難しいんじゃないかな」と言っていた。

今夜のお食事は Le Chambard

http://lechambard.fr/main.php?pg=gastronomique/restaurant.php

冬に東京のレストランBで開催されたフェアでここのシェフとは出会っている。

なかなかの料理だったのでぜひと思って予約したレストランだ。

この店はガストロノミーレストランと Winstub の2種類がある。Winstub はアルザスでよくみかけるタイプだが、意味を聞いてみたらブラッセリーのアルザス語なんだそうだ。

料理はまあまあ。

…というか、前日が凄すぎたのでどうしても印象が薄くなってしまう。

レストランに行く順番も大切だ!

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結局、一つ星なのにチーズのコレクションが立派だったね。

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ミニャルディーズの取り揃えが見事だったね。

ということになってしまった(笑)

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夏のヴァカンス2012⑨ L'Arnsbourg と Hotel K

L'Arnsbourg への訪問は2回目になる。

http://arnsbourg.com/

このレストランが三ツ星を獲った翌年に訪れた。9年前の感動を今でも忘れない。

フランスのレストランを回り始めてかれこれ20年近くになるが、料理のよさという意味ではいまだかつてこのレストランを越えるものを経験していない。

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9年前に訪れたとき、L'Arnsbourg はレストランだけだった。

ホテルを紹介してもらうと、4キロ離れたところにある Kirchberg http://www.le-kirchberg.com/というホテルを指定してきた。

当時、1泊38ユーロだったと記憶している。

別に高級ホテルに泊まりたいわけではないがあまりの安さに不安がよぎり、他に泊まれるホテルがないか探したが結局適当なところがみつからず、このホテルを予約した。

ホテルに着いてやっぱりと思ったこと。

まるで大学のテニスサークルが合宿で使うような雰囲気のホテル。

清潔に掃除されているし、水もきちんと使えるのでとくに不満はないが、まぁ38ユーロなり。

ホテルに着いて驚いたこと。

このホテルの駐車場にはポルシェ、ベンツ、BMW などの高級車がひしめいている!

おそらく、この持ち主は全員レストランで会えるだろう(笑)

そして何より L'Arnsbourg 効果でこのホテルは満室なのだ!!

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私たちが L'Arnsbourg を訪れた後にホテルが併設されたそうだ。(そりゃ、あんなにも何もない立地で、レストランだけっていうのはちょっと…と誰もが思っていただろう)

レストランの向かい側に立てられたホテルは Hotel K 

今回の旅行の計画を立てたとき「せっかくだから Hotel K に泊まろう」という案が出たが、HPでレートを見てすぐに却下になった。

300ユーロを軽く超えるそのお値段は、立地を考えるとあまりにも高すぎる。

その分、料理に費用をまわそうという全員の意見の一致のもとに、もうひとつの Hotel K (Kirchberg のことね!)に泊まることにした。

前回と違って Kirchberg の勝手はわかっている。簡素ではあるが特に不便はない!!

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Kirchberg についてびっくりしたこと。

宿泊客が…いない…

ひょっとして私たちだけ??(実際はもう一組いた。ただし L'Arnsbourg で会ってはいない)

ホテルは何も変わっていない。 4キロ先に Hotel K ができたことを除けば。

ご夫婦が経営するこのホテル、もちろん元気で出迎えてくれた。

9年前にも泊まったことがある旨を話すと

「9年前か…あの頃はよかった。今はめっきり客が少なくなってねぇ…。僕の髪の毛と同じさ!」

と寂しげに語った。

リアルお金持ちはみんな Hotel K に泊まり、私たちのように Kirchberg から L'Arnsbourg に出向くような客はほとんどいないのでしょう。

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さて…

前置きが長くなってしまったが、L'Arnsbourg はもちろん期待を裏切らない!!

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ホテルを節約した分、一番高いコースを注文した(笑)

メニューには10品ということになっているが、記載のないものが間に挟まれてきて…結局15品以上食べたと思う。

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ここで使われているグラスは、もちろん、サン・ルイ社のクリスタル。

素敵な雰囲気だ。

肝心の料理は…当然のことながら素晴らしい!!

化学実験的な料理が最盛期だった9年前に比べてその傾向はずいぶん控えめになったが、それが心地よい。

素材の使い方、火の入れ方、プレゼンテーション…どれをとっても本当に素晴らしい!

そしてこのレストランの凄さは高級食材をふんだんに使うことだ。

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一番記憶に残った料理。

鵞鳥のフォワグラ 2012年オリンピックバージョン

鵞鳥のフォワグラのコンフィをメダイヨンに成型し、その上にオリンピックのメダルにデザインされたクルスティアンがのせてある。

わざわざオリジナルで型を起こす(オーダーで作る型代って、けっこうお高い)あたりが、三ツ星の余裕を感じさせる。

もちろん、なめらかに仕上げられたコンフィは申し分ないし、グロゼイユのピュレとのマリアージュやピーナッツのクレームを合わせる意外性、プレゼンテーションの素晴らしさなど、全てが気に入った!!!

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あらためて L'Arnsbourg のよさを再確認した。

人生最後の晩餐はここでしたいかも!

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夏のヴァカンス2012⑧ スフレとブリュレ

ナンシーで最後の友人を拾った私たちは、更にディープなロレーヌへ。

車を走らせ、山奥深く入っていく。

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ロレーヌ地方からアルザス地方に近づいていく…

この地域はガラスの主要な原料となる珪砂や、ガラス工芸に不可欠な薪を入手できる森林が豊かなことから、古来ガラス産業が興隆した地として知られている。

フランスで初めてクリスタル製造を行ったことで有名なサン・ルイ社をはじめ、日本でもおなじみのラリック社、バカラ社など名だたるクリスタルの工房がひしめいている。

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私たちは、マイゼンタールのガラス博物館を見学に。

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クリスタルを形成する鉱物たち…

鉱物の配合で透明度が増したり、色が決まったりするそうだ。

ガイドさんがついて見学するが、言葉はフランス語かドイツ語。(せめて英語も喋って!!)

アルザスが近いんだな…ということを意識する。

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模型を使って説明していくが、身振り手振りでけっこうわかる。

そして気づいたこと。

ガラスの成型は、飴細工と似ている。

砂糖を水に溶かして一定の粘度に煮詰め、空気を入れて膨らます。それを型に流して固めたり、空気を入れて膨らませて成型したり、引っ張ったり曲げたり…その工程はガラスの成型とよく似ている。

隣りでTさんも気づいたことが…

プラスチック関係の会社にお勤めのTさん、「プラスチックの成型とそっくり!!」と思わず声に出していた。

プラスチックも原料を溶かし、膨らませる空気の速さや量で膜厚を決めたり(インフレーション)、型に流して固めたり(インジェクション)、型の中で膨らませる(ブロー成型)など、ガラスとそっくりなのだという。

考えてみたら、昔ガラス瓶だったものがプラスチックの容器に代わったものは多い。成型の工程が似ているのはうなづける。

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ガイドさんの話を聞いているうちに、ある単語が多くでてくるのに気づいた。

「soufflé (スフレ)」だ。

気をつけて聞いていると、ガラスを膨らませる工程のときに「スフレ、スフレ!」と言っている。

料理やデザートの「スフレ」と同じだ。スフレは卵白を泡立てたものを生地に加えて加熱し、その含まれた空気が膨張して生地が膨らむ。

ガラスも空気を入れて膨らませる…

「スフレ」って料理の名前かと思っていたけれど、膨らませることも「スフレ」っていうのか…

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そしてもうひとつ。

ガラスを成型するときに使う型。今では金属ののものを使っているが、昔は木製のものを使っていたそう。

木製の型なので、少しづつ木が焦げていき、やがては使えなくなる…

このときに使われていた単語が「brûlée (ブリュレ)」だ。

クレーム・ブリュレの「ブリュレ」というとイメージがわくだろうか?

クレーム・ブリュレは濃厚なプリン生地の上に砂糖をふりかけ、それを焦がしたもの。

そう、「焦がす」が「ブリュレ」だ。

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こうしてまた不思議な、そしてあまり使うことのないフランス語を覚えていく!(笑)

「一生分のスフレとブリュレを聞いたわ(笑)」とKさん。

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そしてもうひとつ訪ねたのが、サン・ルイ社のミュゼ。

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日本ではラリック社やバカラ社に人気が集中しているが、フランスではサン・ルイ社のほうが格上なんだとか。

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こちらはマイゼンタールに比べてえらく商業的。

並べてある展示物を自分で見て回る。

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中にはこんなコーナーも。

どちらがクリスタルでしょう??ガラスの透明感から判断してください。

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どちらがクリスタルでしょう??光の屈折具合から判断してください。

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もちろん、最後にはお約束のブティックが。

繊細で芸術的な工芸品にため息が出る。

そして目玉の飛び出そうなお値段にもため息が(笑)

馬具で有名なH社のガラス製品はここで作られているようで、ブティックに並んでいた。もちろん、H社の刻印入り。

そして、それは直販ということでH社の約1/3のプライス!ファンならたまらないでしょうね!!

さぁ、今夜は旅行のハイライトともいうべきレストラン。まずはホテルに向かいましょう!

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夏のヴァカンス2012⑦ グラス・ロワイヤル

パズルのように食べる予定が決まっているこの旅行。

もちろん朝食もはずせないアイテムの一つ。

ロレーヌ地方ではグラス・ロワイヤルのかかったパンを多く見た。

グラス・ロワイヤルとは卵白に粉砂糖を加えてつくる糖衣のことで、デコレーションに使ったり、これをかけることによって乾燥を防いだり、接着に使ったりする。アイシングと言ったほうがピンとくるかもしれない。

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クロワッサンにグラス・ロワイヤルがかかってる!…と思いきや

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中にはチョコレートが入っている??

この手のクロワッサンは何度も食べた。

クロワッサンの生地にチョコレートが入っている…といえばパン・オ・ショコラがあるが、この地方にはそれがないのかと思えば、ちゃんと存在する。

違いは形とグラス・ロワイヤルがかかっているかどうかだ。(と思う)

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私の愛するパン・オ・レザンはこんな無残な姿に…!!!

ロレーヌの方たちは、グラス・ロワイヤルがお好き??

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夏のヴァカンス2012⑥ ナンシーにて

TOYAを出た私たちはナンシーに向かった。

今日は日曜日…フランスでは日曜日は見事にいろいろなことが出来ない。

マルシェとブーランジェリーくらいは開いているが、ショッピングはほとんど不可能。美術館やレストランの多くも閉まっている。Office de Tourisum でさえ休んでいる街もある。(観光案内所が日曜日に休むなんて、日本の常識では考えられない!)

例年、こういう日は大きな移動に当てるのだが、翌日、電車でやってくる友人がナンシーで合流する都合上、どうしてもナンシーに1泊する必要があった。

さて、どうやって日曜日を乗り切ろうか…??

ナンシーについた私たちを待ち構えていたのは…

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一番の観光名所、世界遺産のスタニスラス広場をこんなの↑が練り歩いてる!!!

しかも、カメラを向けるとポーズを取ってくれる(笑)もちろん、一緒に記念撮影も可。

何のお祭りなのかあちこちで聞いてみるが、結局わからずじまい…

ネットで検索してもヒットしないので、伝統的なお祭りではなさそう。

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↑疲れちゃって休憩中…なんてのもアリ(笑)

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ナンシーで絶対に出会いたかったもの…

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マカロン・ナンシー!

これがマカロンの原型とも言われている。

日曜日ゆえ、土産物屋で大量に売られていると思われるこんなものさえ、入手に苦労した(笑)

日本で流行っているマカロンは「パリ風」と言われるもので、ピエという足があり、ガナッシュやジャムなどを挟む。

これに対して「ナンシー風」はピエがなく焼きっぱなし。どのマカロンも、紙に生地を絞りだして焼く。冷めてから紙の裏側を湿らせてマカロンをはずすのだが、これはそれもされていなく(ある意味、本当に焼きっぱなし)ネチッとしたマカロンは用心してはずなさないと壊れてしまう。

マカロンは主に卵白、アーモンドプードル、砂糖で作るが、現代的な作り方ではこれに乾燥卵白を加えたりトレハを使ったりととにかく軽く仕上げている。

古いレシピに忠実であろうナンシー風は、閉口する甘さと強烈にネチッとする食感。まぁ、砂糖とアーモンドプードルがふんだんに使われているリッチな味わいなのでしょうが、非常に素朴デス。

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さて、そんな日曜日、唯一開いているナンシー派美術館を訪ねた。http://www.ecole-de-nancy.com/web/

ナンシーといえば、パリと並んでアールヌーボーの中心的役割を果たした街。

アールヌーボーに造詣が深い方にとっては、とても興味深い街でしょう。(ゴメンナサイ。私ごときにはあまりよく分かりません)

ナンシー派美術館はエミール・ガレの作品を筆頭に、たくさんのガラス工芸品や家具などが展示されている。

街の中心からはだいぶ離れているというのに、たくさんの見学客でにぎわっていた。

そこで偶然出会った日本人のSさんご夫婦。

聞けば、4週間の休暇を取って旅行されているのだとか。偶然にも同じ横浜にお住まい。

立ち話が盛り上がってしまい…

「日曜日で開いているレストランが少ないし、また、夕食のときにお会いしてしまうかもしれませんね(笑)」

「せっかくですから、一緒にお食事しましょう!」

ということになった。

先に美術館を出た私たちは、ホテルに戻り、レストランをリサーチ。

ナンシーも例に漏れずレストラン不毛の地。しかも日曜日ということもあって、今日は「カフェでまずいキッシュ・ロレーヌでもつついてみる?」と考えていた。

しかし、一緒に食事をするご夫婦がいる以上、ヘンなものを提案するわけにはいかないという私の性分(笑)

早速、ミシュランを開いてチェックするが、めぼしいものはことごとく日曜休み。

ホテルの人に聞いてみるが…実は、経験上、これが一番ヤバイ場合が多い(笑)

ホテルの人が食にうるさいかは別問題だし、近いところや提携している店を率先して勧めてくる場合がある。

いくつか勧めてもらったレストランを下見に行く。

その中でチョイスしたのがココ。      

http://www.lamignardise.com/restaurant-nancy/

コレが意外にもまあまあだった!

日曜日だし、たまたま入った店でまぁ当たりというのはなかなか難しい。この店はグッドバリューだった。

Sさんご夫妻とこの後の旅行の無事を願い、また横浜で再会しましょうと別れた。

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夏のヴァカンス2012⑤ TOYA

TOYAをみつけたのは3月のことだった。

3月はミシュラン フランス版の発表がある。

注目レストランをチェックしたあと、今年の旅行エリアに何かめぼしいトピックスがないか探した。

TOYA?不思議な名前のレストラン…!

HPを開くと「自分大好き」かと思われるシェフがわんさか出てくる(笑)

http://toya-restaurant.fr/

料理は謎だが…レストラン不毛のロレーヌ地方、「これは面白そうだ」とメッスに泊まる予定を変更してすぐに予約を取った。

TOYAはレストランだけなので泊まるところを紹介してもらうと、ゴルフ場という不思議なロケーションのホテルを指定してきた。

TOYAのあるフォークモンは小さな街だ。ゆえにランスのように迷うことはないとたかをくくっていた。

ところが意外にもホテルがみつからない。何度か通りがかりの人に尋ねるが、この土地の人ではなかったり知らなかったり…。

道を尋ねようと入った園芸店で「僕が連れて行ってあげるからついておいで!」という優しいムッシューに出会った。

またしても車を走らせ案内してくれる親切なフランス人。

「フランス大好き。フランス人さえいなければ」は撤回しないといけない(笑)

ホテルは工業団地を抜けた先にあった。

これでは見つからない訳だ。

まぁ、ゴルフ場というロケーションなんだから、街の中にあるはずがない。

「レストランまで行って、帰りに迷わず戻れるかな?」

「見て!!TOYAってある!!!」

TOYAは、いわばクラブハウスの位置にあるレストランだった(笑)

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ここからはブラスの話を知らないと笑えないので、ブラスの話を少し…。

ブラスといえばオーベルニュ地方 ライオールにある三つ星の名店だ。(ライオールは刃物で有名。ワイン好きの方ならソムリエナイフがピンとくるはず)

北海道の洞爺にも支店がある。洞爺湖サミットの晩餐会に使われたのは記憶に新しい。

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↑ライオールのブラスと…

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↑洞爺のブラス

のロケーションは驚くほどよく似ている。

どこにも支店を出さなかったミシェル・ブラス氏を口説き落とせたのもうなずける。

内装は適度にモダンだ。(ブラスがコレを始めたときは宇宙的にモダンと言われた!)

支店はそっくりに作られてあるので、当然インテリアも同じ雰囲気に統一してある。

ブラスのインテリアといえば、ゴムの入ったテーブルクロスが有名だ。

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↑ライオールのブラスと…

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↑洞爺のブラス。

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そしてTOYAは…

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↑ゴルフコースの借景と…

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やっぱりゴム付きのテーブルクロス↑ (笑)

「TOYA」って…もしかしたら、洞爺のこと??シェフは洞爺のブラスで働いていたのかしら?

早速、サービスの人に尋ねてみると

「お店の名前のTOYAですが、シェフは日本の洞爺のブラスで働いていたのですか?」

「いいえ、シェフは日本には一度も行ったことがありません。」

「では、このテーブルクロスは…?ロケーションの雰囲気も含めて、ブラスのものとよく似ているように思うのですが…」

「よく似ていますが、ブラスとも全く関係ありません。いいものは取り入れる主義なんです。TOYAは日本の洞爺からインスピレーションを得てつけた名前です」

インスピレーションねぇ…インスピレーションって「パクリ」のことでしたっけ??(笑)

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ところで、この店のマークはとれもかわっている。

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直訳すると「味は上がっていく」…つまりは星が上がっていく…というマーク!

シェフのやる気マンマンさが強く伝わってくる(笑)

ナプキンにもこのマークが刺繍されていた。

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肝心の料理はというと、これがなかなか素晴らしい!

おそらく、あっという間に二つ星になるだろうという予感。

魚料理を得意としているようだが、その処理、火入れなど文句なし!

昨日が期待はずれだったので、今夜の満足度はより高い。

食事を終えてレストランを出ようとしていた私たちをシェフが待ち構えていた。

日本には並々ならぬ興味があるようで、いろんなことを聞かれた。

そして、用意してあったプレゼントを渡された。

それは…

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シェフのサイン入りメニュー。

「記念に今夜のメニューのコピーが欲しい」とサービスの人に伝えていたのに、持ってきてもらえなかったので忘れていたのかと思っていたら、しっかりと用意されていた。

しかも、コピーではなく実物で。

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実物なので、こんなに立派な台紙についている。

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TOYAオリジナルエプロン。しかも色違いで2枚も。

例のマークがしっかりと入っている。

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ミシュランガイド2012年版。(同じの持って旅行してるんだけど…)

しかもTOYAのマーク入り。星を取ったのがよほど嬉しかったんでしょう。オリジナルでマークを入れているミシュランなんて初めて見ました。

他、彼の料理が載っている雑誌などいろいろ…

嬉しいけど…ありがたいんだけど…カサばるんだよな…

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いろんな意味で楽しいTOYAでした!!

ロレーヌ地方に行かれる方にはぜひ、勧めたいレストランです!

私たちも、ここが三ツ星になったらぜひまた来たい!!

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夏のヴァカンス2012④ Franck fresson

ロレーヌ地方はレストランにあまり恵まれていないため、いままで訪問を見送ってきたエリアだ。

名物料理でさえ、唯一、耳慣れた食べ物は「キッシュ・ロレーヌ」くらいだろう。

「今年の旅行はどこの地方に行くの?」と聞かれ、「ロレーヌ地方とアルザス地方」と答えると、決まって「ロレーヌ地方って聞いたことないけど…」と言われてしまう。「キッシュ・ロレーヌって知ってる?ベーコンとチーズの入ったキッシュ。アレの故郷」とすごくアバウトな説明をしてやっと「ああ、聞いたことあるかも」とこちらもアバウトな答えが返ってくる…

ランスを後にした私たちはそんなロレーヌ地方の首都 メッスへ。

メッスは観光というより、あるお菓子屋さんを尋ねてみたかった。

それはFranck fresson。http://www.fresson-chocolatier-patissier.fr/

東京のデパートIで毎年行われるチョコレートのイベント。そこで出会ったのがFranck fresson。

地方のショコラティエとは思えない繊細な味と作り。…いつかチャンスがあれば行ってみたいとは思っていたが、まさか、その機会がやってくるとは!

お店はメインストリートからやや外れた、地元の人しか足を運ばないような場所にある。

お店に入って意外な驚き!てっきりショコラティエかと思っていたら、パティスリーなんだ。

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パリに負けず劣らずのお値段。ケーキを買っていく人たちはみなさん立派な身なり。いかにも高級店の趣。

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完成度の高い、美しい生菓子たち。こんなに整ったプレゼンテーションのケーキは、パリでさえお見かけできるのは極わずか。

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もちろん、チョコレートは素晴らしい。

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焼き菓子やトレトゥール、ヴィエノワズリーまである。見事な品揃えだ。

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あ、シェフだ!

「こんにちわー!」

綺麗な日本語で話しかけてくる!

「日本語、お上手ですね」

「勉強していたんです」

過去形なんだ。

聞けば、日本には相当の興味があるようで、熱心に日本語を勉強していたそうだ。

次回の日本でのイベントでまた会えるかと尋ねると、言葉を濁らせながら「Iがマージンをたくさんを取るので、仕事に見合ったギャランティがもらいない。だから、どうしようかと思っている」という内容の話をした。

ひょっとしたら日本で出店の話があったのかもしれない。

そういえば塩キャラメルで有名になったあの店(本来はキャラメル屋じゃなくてショコラティエなんだけど)もIがらみで日本に出店。自分の店は売却してブランドだけ残し、いまやジャパンマネーで左ウチワ…なんて話も聞く。

ところが去年の震災、そして日本の景気の低迷…出店の話が立ち消え、日本語の勉強をやめてしまったとか??(勝手な私の想像です)

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話しているうちに、同い年だということが判明。

で、記念撮影(笑)

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「クラフティを四角く焼くの、素敵なアイディアですね!」

「あ、それは寺井さんのレシピ」

「え?エーグル・ドゥースの??」

「そうそう、目白の!!」

そんなぁ…(笑)いいの??言っちゃって!!

興味を引かれるものがたくさんあったけど、いま、これを食べてしまっては今夜のディナーに差し支える…とグッと我慢。

「次回は日本で!」と店を後にした。

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毎日夫人8月号

毎日新聞を定期購読のみなさま

そろそろ8月号が配布になります。

掲載はP18~P19です。

ぜひ、ご覧下さいませ。

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夏のヴァカンス2012③ L'Assiette Champenoise

今夜お泊り&ディナーは ランスの L'Assiette Champenoise http://www.assiettechampenoise.com/

ランスはシャンパーニュ地方の首都ということで、かなりと大きな街。

車での移動1日目ということもあり、慣れない大きな街の一方通行がつらい。

しかもあちらこちらで工事をしており、迂回などさせられてしまうと予定が狂う。

やっとたどり着いた Office de Tourisum でホテルへの道順を尋ね、たまたま見かけた警察官に一方通行の攻略方法を教えてもらい…

なのに「この道を入ればショートカットじゃない??」と教えられたのと違う道を進んでみたアカツキには…また迂回で行きたい方向に向かえない!

しかもやり直そうにも最初のスタート地点にすらたどりつけない!!

車内は一触即発、ヤバイ雰囲気に!(笑)←今だから笑える…

道を歩いている人に何度となく聞いたが、なんだか的を得ず、さらに違うところに迷い込んでしまったり…

「いったい、私たちは今ドコにいるの??」という始末。

こんなことになってかれこれ2時間、ホトホト疲れ果てたころ…

通りがかりのマダムを呼びとめ、道を尋ねた。

「5分くらい待ってくれたら車を取ってくるから、そこまで連れて行ってあげるわ!この先の噴水のところに車を止めて待っていて!!」

あまりに多くの人に尋ねたため、くしゃくしゃになった地図を見て不憫に思ったのか、誘導してくれるという。彼女が女神のように思えた。

フランス人から数々の罠にはめられている私たちは、よく冗談で「フランス大好き!フランス人さえいなければね!!(笑)」なんて言っていたが、これは撤回しなければ(笑)

彼女に案内してもらった道順は「これじゃあ、たどりつけないはずだよ」という複雑さだった。

さて、こんなに苦労してたどり着いた L'Assiette Champenoise のお食事は…

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夜10時過ぎまで明るい夏は、テラスでアペリティフがお約束。

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まずはシャンパンで乾杯。

シャンパーニュ地方だけあって、グラスでいただけるシャンパンの種類が豊富。

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旅行初日だし、特に今日から参戦のTさんは時差ぼけが激しいこともあって、一番小さいムニュを選択。

ココも食材だけ記載のハヤリのメニュー。

肝心のお食事は…

ははは…

ハズレではないけれど…

正直、期待通りのものでは…

これ以上のコメントは控えます(笑)

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そして謎のパン。

レストランを出るときに渡されたもの。しかもひとり1個。直径15㎝くらいはある。

「プレゼントです」だって。

チョコレートとか焼き菓子などを渡されることはよくあるけど、パンは初めて。

おなかいっぱいだってば!

明日はホテルで豪華な朝食取るんだし、どーすりゃいいのよ?!このパン!!!

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夏のヴァカンス2012② 幻のクレーム・シャンティイ

空港でTさんと落ち合い、レンタカーをピックして出発。

今夜の宿泊地ランスに向かう前にパリ郊外のシャンティイ城に寄り道。

Syannthi

砂糖を加えて泡立てた、いわゆるホイップクリームのことをフランス語でクレーム・シャンティイと言うが、このシャンティイ城がその語源とされている。

Nama

この泡立った生クリームのツノのたった状態が、シャンティイ城の屋根の形と似ている…というのが通説だが…

聞いていた通り、けっこう微妙(笑)!

城に併設されたカフェで「本物のクレームシャンティイ」が食べられるというので、ぜひ!と思っていたのだが、訪れたときがランチタイムで「ランチタイムは食事をしてデザートとしてなら注文できる」という。

クレーム・シャンティイだけの注文は3時からのティータイムだけなんだそうだ。

今夜は二つ星の食事が待っている。ここでつまらないものでお腹を満たすわけにはいかない。

まぁ、「名物にウマイもの無し」というし、ここはパス!

ランスに向かって出発しよう。

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夏のヴァカンス2012①

しばらくブログをお休みしていました…。

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そう、このコを連れて、恒例のフランス旅行です!

そのお話を少しづつ…。

いつものメンバーでの旅行ですが、仕事や飛行機の都合で現地集合。

私は誰よりも早くパリIN。

初日はひとりでのんびりとパリを満喫してきました。

まずは、食材や道具、食器などをチェックしながら街をブラブラ…

そういえば最近、パリでは餃子やラーメンを食べるのが流行っているのだとか。

以前は駐在員や日本人観光客でにぎわっていたのに、お昼どき、ラーメン店に行列するフランス人!

なんだか不思議な感じです。

アツアツのものを食べる習慣がない、また、長い麺をすすることのできないフランス人のために、スープはぬるめ、麺は短めになっているのだとか。

Ramenn

日本食や日本食材店が多くあるこの地区でたまたま見かけたこのお店。千葉を拠点に人気のお店がパリに進出して大人気なんだとか。漢字やひらがなのならんだ看板がエキゾティックな雰囲気をかもしだし、きっとフランス人の心を鷲掴みにするんでしょう(笑)

「SUSHI」のように怪しいアジア人経営の店が増えなければいいのですが。

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この手のお店もたくさんみかけるようになりました。

以前、MONOPRIXのコンビニ版MONO’Pのことを書きましたが、それが成功しているのか、続々と同じような形態のお店が増えています。こちらはCarrefourのコンビニ版。

営業時間をみると、8時から22時まで。日曜日もやっている。月曜日が14時からというのはフランスらしい(笑)

日本のコンビニの営業時間にはかなわないとはいえ、早朝から夜遅くまで、しかも郊外ではなく街中で…というのは便利極まりないでしょう。私たち旅行者にも優しいかも。

外資系証券会社にお勤めのKさんの話によると、この手の大手スーパーは郊外に大きな店舗を出して週末に車でまとめ買いする客をターゲットとするのがビジネスモデルだったものの、近年それも頭打ちで都心にこのような小さな店舗を出し、単身者やお年寄りなどの少量をまめに買う客を見込んでいるのだとか。

さて、ランチは予約してあるお目当てのお店 Agape Substance へ。

http://www.agapesubstance.com/#/en/home/

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メニューは食材のみ記載という、流行のスタイル。

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この店の特徴的はところは、ターブル・ドットのような長テーブルに相席で食事すること。

そして、そのテーブルはそのまま厨房につながっている。鰻の寝床のような店なので、椅子の後ろはサービスの人がやっと通れるスペースしかありません。

これをよしとするかは好みだと思いますが…

よく言えばライブ感たっぷり。厨房を整然と保ちつつ、美しく料理が仕上がっていく様子を間近で見られるのは圧巻!

難点はなんといっても暑い!換気はされているのだろうけど、厨房の熱が直接回ってくるのでどうしても客席が暑くなってしまう。

サービスの人も厨房の人がときどき天井を見上げている??モニターでもあるのかと思えば、天井が鏡張りになっており(まるでラブホ!)天井越しに客の食事の進み具合をチェックしている。狭いゆえの苦肉の策!

肝心の料理は…もちろん、なかなかのもの。いかにもアラン・パッサールの系譜というかんじ。野菜の使い方、魚の処理、肉の火入れなど流石だ。高級食材こそ出てこないが、しっかりと手をかけたという料理が目白押しだ。

パンは今をときめく du pain et des idees と聞いている。ここも後でチェックに行かなきゃ。

私の隣の席は日本人女性の3人組み。食事が進むにつれ、隣の人の声が気になる。…声のトーン、独特のしゃべり方。あ、女優のOさんだ。ちらっとお顔を見ると、やっぱり。

聞いちゃいけないと思いつつ、気になるお隣。こちらも気なる厨房の動き。充実した(?)おひとりさまランチでした。

そしてもうひとつ。実物をぜひ見てみたかったパティスリー LA PATISSERIE BY CYRIL LIGNAC  へ。http://www.lapatisseriebycyrillignac.com/

住宅街にあるフツーのパティスリーでありながら、そして商品もトラディショナルなラインナップなんだけど…ひとひねりあるお味、個性的なプレゼンテーションなど、どれをとっても一味違う!!

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行った時間が遅めだったため、あまり多くの種類はなかったのだけど、いくつかチョイスしてホテルへ。

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サバラン

フランスらしいたっぷりとシロップの入った生地にバニラビーンズたっぷりのクレームシャンティイ。

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洋梨のタルト

味わい深いクレームダマンドが印象的。

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タルト・オ・シトロン

これが最もたべてみたかった!カードルでスタイリッシュに形取られた生地は、しっかりとした食感。レモンの酸味が強すぎず、そしてバターの油分が出過ぎないバランスの取れたアパレイユ。

ああ、頑張って買いに行ってよかった!

ちなみに、ケーキを買っても日本のように保冷剤など入れてはくれません。もちろん、この後近くのスーパーに寄って安い冷凍食品(今回は人参)を保冷剤代わりにしたのは言うまでもありません(笑)

(コレは2010年のロワールシリーズで学んだことね!)

さて、明日からレンタカーでカントリーサイドです!!

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